【良書】東大なんかはいらなきゃよかった

良書のススメ

日本の最高学府、東京大学。我々のほとんどは未知の領域で、中で何が行われているのか、どんな人がいるのか、非常に興味深いですよね。

著者の池田渓(いけだけい)さんは、自信が東京大学に入学した経験をもとに東大の実情を解説してくれています。東大生はなぜか、学歴を聞かれたとき、「一応、東大です」と言うのだそうです。 日本で最高の大学、東大出身であることを謙遜する彼らの本音を明らかにしている本書、ぜひ一度読んでみてください。

東大のポジティブなイメージ

東大ってどんなイメージでしょうか?
・頭がいい、
・勉強ができる、
・将来有望
・就職先がいい
・モチベーション高い
・幸福が約束されている

おおむねポジティブな意見が多いと思います。でも、実際には、順風満帆な人生を送っている人ばっかりではなく、東大ならではの苦労もあるようです。入る前に負の東大の実情を書いた書籍がなく、入って「つぶれていく人」も少なくないようです。

東大生を分類すると

東大に入るからには、学校で教えられる勉強はずば抜けてできる人ばかり。これらの人は大きく3種類の分類できるそうです。

1.天才型
2.秀才型
3.要領型

「東大生といってもピンキリ」といわれるピンとキリがこの中にいるそうです。「腐っても東大」と我々は思うのですが、東大生ならではの悩みがそこにはあるのだとか。

天才型

東大生の1割はこのタイプ。世にいう優秀な東大生!おそらく皆さんが持つポジティブなイメージ、」いやそれ以上の東大生がこのタイプです。頭の回転が良く、東大の中でもずば抜けている人たちです。ただ、このようなタイプの人は1割程度しかいない、と著者が言っているのには驚きですよね。

集中力と頭の回転が桁外れで、勉強でも仕事でも常人の半分の時間で完璧にこなしてしまう人たちだそうです。理解力も高く、あらゆる試験を難なく合格できる。社会に出てからは、どのような場所にいても求められた以上の成果を出す。高い教養があり、たいていは人格的にも優れている。

秀才型


東大生のうち、半分は秀才型だそうです。天才型と同様に頭の回転が速いそうで、答えがある問題を解くのがうまい人たち。ただ、新しいレールを引くのが苦手。学校の成績は抜群によいけど、新しいことを作っていくのが苦手のようです。批判されることを極度に嫌う人だそうです。

要領型

東大生の残り4割が「要領型」。要領よく勉強して東大に入った人。もちろん、一般人よりは能力が高いでしょうけど、努力が比較的苦手で、東大生なのに使えないといわれるタイプだそうです。

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東大生ゆえの苦労

東大に入る人は、高校生や予備校生の時は、トップクラスとしてもてはやされた人たちです。それが東大に入ると、10%の天才型の人に度肝を抜くそうです。そしてそれまでのプライドが大きく崩れていく。結果として、うつになったり、大学を辞めてしまったり、留年したり、という人が出てくるそうです。東大生という色眼鏡で見られるので、逆にやりにくいんでしょうかね。。。

社会に出ると新しい問題が次々出てくるし、答えがない問題も解決していかないといけないですよね。そのためには、成績だけではなく、問題発見力や解決力が必要になってきます。やはり、頭がいいだけでなく、努力をして情報を収集していくことが重要ですよね。逆に学歴がないからと言って成功できないわけでもない。

本書はちょっとした読み物感覚で手に取りましたが、いろいろと考えさせられる面白い本でした。