統計学って難しそうな印象が強いですよねー。でもこの本は読み物として興味深く読めるので、お勧めさせていただきます。(優しくはないですが。。。)
皆さんは統計学と聞くとどのような印象を受けるでしょうか?○○学ってとっつきにくそう、というイメージがあるかもしれません。でも、皆さんは日常で、数学、免疫学、経済学など、特に○○学と意識せずに使用しています。
勉強に消極的な印象を持っている人も多いと思いますが、それがないと効果的に生活できないことが多いですし、最悪人に騙されたりもします。
では、
この統計学とはどのようなものなの?
どうやって使うの?使われているの?
といった問があると思います。これに答えてくれるのが、この「統計学が最強の額面である」です。教養の一つとして、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか?
本書では、統計学がどのようにそだったか、どのように使われているのか?現状どのような発展をしているのかが開設されています。
身近なところでいうと、最近、SNSの発達に伴って「アンケート」の機会が増えたと思いませんか?このようなアンケートは作っている人が興味本位でなんとなく作られているわけではありません。企業が自社の製品やシステム、サービスを売るために必要な情報を得ているのです。企業としては、自社の製品がどのような顧客にニーズがあるのか、どういう工夫をすれば売れるのかを考えています。そこで、商品に興味のある人はどれくらいいるのか、その商品は市場の類似品の中でどの程度の知名度、人気があるのか、どういう付加価値が望まれているのか、などをアンケートという形で調べているのです。このデータを分析することで、商品の改良や開発を行っているのです。そう考えると、単に回答していたアンケートの意図が見えてきます。
逆に、あなたが事業を展開しているのであれば、アンケートを行うことでお客さんのニーズを調べることができます。また、DMを送る際もどういった年齢や居住地、職種の人に送れば効果的かを調べることができます。
このように統計学は、経済活動における企業と顧客の情報交換のツールとして活用されています。
また、最近AIや機械学習、ビックデータ、といった言葉をよく耳にすると思います。こういった技術に使用されているのも「統計学」です。ニュースなどでは、「プロ棋士がコンピューターに負けた」、「コンピューターが小説を書いた」などが挙がることがあります。コンピューターが人間の知能にどんどん迫ってきているいんしょうですよね。でも、実際はコンピュータは自ら新しいことを始めるレベルにはまだ来ていません。AI等が何らかの行動を起こすためには、何かしらの「キッカケ」とその「キッカケ」に付随した数式・プログラミングがないと、答えを導くことができないのです。この際の数式を作るのに活用されているのが統計学です。アップルのSiriやアマゾンのアレクサーなども、人の声(キッカケ)と数式・プログラミングにより答えを導いているのです。
現在ではこのような、統計学を使って、商品の開発や新しい物質の発見などに応用している例もあります。免疫学といわれる学問も統計学に基づいて、判断されています。
例えば数学のように、答えを導くことがむつかしくても、一つの答えにたどり着ける学問と違い、統計学は、間の内容はよくわからなくてももっともらしい答えを導くことができる学問であり、今後も技術の発展に大いに活躍すると考えられます。
日ごろアンケートに何げなく答えているけど、その結果がどのように使用されているのか、気になる方はこの本を読んでみてください。
ではまた!