人生が好転するように、こうすればよい、という話はこれまでも解説してきました。逆に、これをやめれば、人生好転するよっ!ということが書かれたのが本書です。
人間関係、仕事、恋愛においてやめるべきことが書かれていますので是非読んでみてください。あなたが今一生懸命になっていることは、実は全く意味のないことかもしれません。余分な頑張るを捨てればすべてうまく行くというのが、明確に理解できる1冊です。
1.「自分を責める」をやめる
何か良くないことが起きると、自己責任だと自分を責めてばかりいないですか?もちろん、自分の失敗や怠慢で全体に迷惑をかけた場合、反省はするべきです。ただ、自己責任のとらえ方によっては自分をよくない方向に導いている場合もあります。
何か失敗をして反省をすることは重要なことです。反省とは次に生かす教訓を得ることです。これは、反省をすることによって自分が成長できるチャンスでもあり、
「すいませんでした!次は○○に気を付けて二度と同じ失敗を繰り返さないようにします」
と伝えることで、すべて完了です。
これに対して自分を責めてしまう(自責)人は、苦しいだけです。また、「すいませんでした!自分はダメ人間です。」と謝罪しても、周りからは同情されるだけで、何の成長もありません。加えて、自分を責めることで、同情を引こうとしているだけだ!と周りから非難を浴びる結果となることもあります。このような自責に陥る人は苦しんでいることで許されると思い込んでいる場合もあります。でも、実際は失敗したなら、それを取り戻すことが重要です。どうすれば失敗を取り戻せるのか、同じ過ちを繰り返さないためにはどうしたらよいか。まずは、それを考える必要があります。
また、自分自身も自責癖から解放されたほうが楽になります。
他人に迷惑をかけたり不用意な言葉で他人を傷つけたなら、申し訳ないと思う気持ちは重要です。その時に、申し訳ない気持ちを誠意をもって伝えるだけでいいのです。自責に追い込まれていつまでもその雰囲気を引きずってもだれのためにもなりません。いつまでもぐじぐじと自分を責めていては、その人との人間関係もぐじぐじとなってしまいます。
もし、自分自身が自責癖に陥ったのであれば、「私は自分を痛めつけることで許されようとしていたのだ」と考えるようにしましょう。自責癖がある人は自分のことを責めてくる人を引き寄せやすいというのも特徴的です。その結果もっとどんよりとしてしまいます。
昔「反省でだけならサルでもできる」とCMがはやりましたが、表面的な反省ではなく、失敗を取り戻す、繰り返さないように対策する、ことを考えるようにしましょう。少なくとも自責にとらわれないように!
2.「嫌われるという誤解」をやめる
他人の目を気にしていると、嫌われるのが怖くなります。
嫌われることを恐れていると人間関係のつらい出来事を引きずってしまいます。起こったことは悲しいがそれが一生続くわけではありません。たとえ、その時に相手が嫌悪感を感じたとしても、それは一時的な感情です。嫌われることが怖くない人は「その時だけのこと」ということを知っています。そして悲しみを最小限にすることができます。
これは、今までの自分と考え方を変える必要があり、すぐにできることではないかもしれません。でも、実際はその一時のことなのに、それを引きずってもだれも幸せにはなりません。
3.「人と比べること」をやめる
あんなふうになりたいなという人はいますか?人と比べて落ち込んだり、頑張りすぎたり。でも、人と比べて、その方向に進んでいくことは良いことではありません。
なぜ自分と他人を比較して落ち込むのか?比較している相手を冷静に考えてみましょう。例えば、イチローと自分を比較して、自分はなんでバッティングセンスがないんだ、イチローは世界を相手にしているのに自分はだめだ!と落ち込む人はいるでしょうか?
自分と比較しているのは、自分と同じフィールドで勝負している身近な目標となりそうな人と比べているのです。人を見て落ち込むことは悪いことではありません。それだけの実力が自分にはあると自分で思っているということです。
人と比べることで、落ち込む必要はないので、自分に何が足りないのか考えてそれを補っていく、もしくは違う視点で、違う方向で頑張ってみる、のが良いと思います。
4.「誰かに認められたい」をやめる
誰かに認められたいという承認欲求は誰しもが持つ欲の一つです。特に、仕事をしていると承認欲求を満たしたくなることは避けられません。
ただ、少し考えてみてください。人から認められるために嫌なことをやり続けていて、幸せになるでしょうか?その努力は承認欲求のための努力です。そうではなく、自分のやりたいこと、やりがいのあることに努力をした方が充実感や多幸感を得ることができるのではないでしょうか。結果として、努力した後の見返りが大きくなります。
幸せの優先順位を把握するために、
①承認欲求のためにやっていないか
②自分の大切なことや人が二の次になっていないか
ということを考えてみてください。特に、自分は何のためにこれをやっているんだ?と感じたときはぜひ考えてみると自分がどうすればよいか見えてくると思います。
5.「人を嫌いたくないという八方美人」をやめる
苦手な人がいる、あまり関わりたくないという人がいる場合に、無理に付き合う必要はありません。苦手な人がいれば距離を置けばよいだけです。苦手な人の前でもいい顔をしてしまう場合があります。なんとなく苦手だけど、仲良くしないといけないと思い込んで、無理して作り笑いを作っていませんか?
そんな時は以下を考えてみてください。
①人生の時間は有限です。好きな人のために時間を使いましょう。
②誰に対してもいい人であろうとするために、自分の気持ちにうそをつくのをやめましょう。
スヌーピーの名言に
「ぼくのことを好きじゃない人を心配している時間はないよ。 僕のことを好きでいてくれる人を大切にするのですごく忙しいからね。」という言葉があります。
八方美人をしている時間があったら、自分に大切な人のために時間を使いましょう。この人苦手だなという本音をもっと大切にしましょう。八方美人を守るために一番大切な自分を軽んじていてはだめです。いやなら断ってもいいのです。
苦手な人からの誘いを断るときは、残念がる必要はなく、次に誘いにくくなるような断り方をするのが効果的です。
ストレートに「興味ないから行きません」というと次に誘われにくくなります。逆に、「今回は都合が悪いので、次回誘ってください」と心にもないことを言ってしまうと、また断るというエネルギーを使う仕事がやってきます。苦手な人の断り方はクマと一緒です。いきなり背中を見せて逃げるんではなく、目を併せて徐々に距離を置いていくのが効果的です。
そして、周りを大好きな人ばっかりにすれば、快適に過ごすことができるでしょう。
本書が気になった方はぜひ一度読んでみてください。
ではまた!
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