【BML223】無駄をなくすための本

良書のススメ

皆さん毎日忙しい生活をしているのではないでしょうか?仕事、家族等の時間が多く取られ自分のための時間をとることができない。そんな方にはぜひこの本をお勧めいたします。

本書を読むと、忙しさをペースダウンする方法、大事なことのために時間を作るための方法が見えてきます。その結果、自分の時間を確保し、じっくり着実に生活することができるようになります。なんとなく過ごしていて毎日がすごく忙しいけど、よく考えると何をやっていたかよくわからない、充実感を得られない、目標に到達できていない、こんなことはないでしょうか?

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時間の9割はデフォルで決まっている

科学技術の発展に伴って、我々の生活は便利に効率よくなってきているはずです。なのに、忙しさは変らない、というか、昔の人よりも忙しくなっている?情報伝達の速度が上がっていて、人間の処理能力が追い付いていないだけ、と思っている人もいるでしょうが、そんなことはありません。皆さんが忙しい理由は「多忙中毒」、「無限の泉」が原因だったのです。

1.多忙中毒

これは、基本的に忙しいのを良しとする考え方に基づいて発生しています。

皆さん、「今日忙しい?」と聞かれると「あれもこれもあって、忙しいなぁ~」って言っちゃいますよね。もちろん実際に忙しいときもありますが、暇であると公言することに抵抗がある方も多いのではないでしょうか?周りのみんなが忙しいから自分も忙しくしないと周りからおいていかれる、といった感情もあります。

ここから抜け出すには、忙しいことが正義!という考え方を捨てる必要があります。まずは、このことを頭に置いておくことが重要です。

2.無限の泉

スマフォアプリなど技術の発展に伴ってどんどん便利になっています。ただ、便利になっているはずなのに時間がとられている。。。これは、スマフォアプリから無限に湧く泉のように情報が送られてくるからです。

例えばFacebook。以前であれば、知り合いになれなかったような人とつながることができて、非常に有用なツールです。一方で、これまで連絡していなかった人とつながることで、無数の連絡先が存在し、その人の投稿をみることでいいね!を押してしまう。便利になるはずが、どっぷりとSNSの闇につかまってしまっています。これはなぜか?理由は、開発者がどっぷりつかるように、おもしろいコンテンツを開発し続けているのです。利用者が中毒症状になってくれることで、アプリの人気が出てくるので、開発者は、中毒症状になるように面白いコンテンツを開発しているのです。これは、人間の本能ではなかなか解決することができません。

また、便利なツールを使うと、仕事が効率化されます。でも、仕事が効率化することで、次の仕事が舞い込んできて、逆に忙しくなることもあります。

圧倒的に時間を作り出す方法

上記のような、「多忙中毒」、「無限の泉」から抜け出すために、筆者は、以下の4ステップによる生活改善を提案しています。

1.ハイライト

朝起きたときに、その日に優先するハイライトを一つ決めましょう。ハイライトとは、その日に確実に達成する目標のことです。大きな目標(中長期目標)や細かな仕事(タスク)の中間的な物で、次の日に確実に達成することを決めるのです。これにより、その日の目標が明確になり、無限の泉から抜けることができます。

ハイライトには、ちょうどいい目標を決めることが有効です。具体的な内容としては、

①緊急性:今日中に終える必要があること
②満足感:満足感が得られること
③喜び:意識的にうれしいこと

が良いです。ハイライトを決める時はこれらのどれに集中するかをまず決めてその内容を決めるとよいそうです。また、そのハイライトを実行するためには、スケジュールにハイライトを組み込むことが重要です。なんとなくやろうと思っていては、「結局時間がなくてできなかった」となってしまいがちです。ハイライトの時間を設定し、そのために必要な準備時間等を入れ込んでいくと確実にハイライトを達成できます。

2.レーザー

ハイライトで決めたことを達成するために、そのことだけに集中することです。ハイライトを達成するには時間を作る必要があります。そのために、スマフォなどの無限の泉に取られている時間を調整して集中する時間を作るのです。

今の世の中は、気を散らすものだらけ、これらは気を散らすように設計されています。悲しいことに本能では抗えない。。。そのために必要となるのが、「レーザー戦術」です。

具体的には

「気が散らないPhoneを作る」
ソーシャル系、ゲーム、ニュースなどを削除する。

「無限の泉を遠ざける」
手の届かないところにスマフォを置く。
強制的にスマフォに触れない状況を作る。

などが有効です。

3.チャージ

エネルギーがあるときは集中力を維持しやすいです。そのため、エネルギーを貯めることのできる生活を送りましょう。どんな生活課というと、「古代人のように生活する」ということです。具体的には

・身体を動かす。これにより、脳の働きが良くなり、睡眠の質も向上する
・食事は加工されたものでなく、自然食品を食べるようにする。
・あえて食事を抜いてみる。

などで、古代人の状況にありえそうな生活を送ることで集中力を持続させるためのエネルギーの蓄積が可能となります。

4.チューニング

一日を振り返ってよかったこと、悪かったことをメモすることです。これはその日のハイライトに対して、結果を記録するためです。うまく行ったこと、うまく行かなかったことを書き留めて、改善に役立てましょう。そして、続けること、やめるべきことを明確にしていくのです。特に、

その日のエネルギーレベル
ハイライトができたか
何に喜びを感じたか

などをメモすると、だんだんと自分の時間を作れて充実した生活を送れるようになります。

ではまた!

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