何をするにもぶれない人間になりたいという人は多いと思います。人は感情を持った生き物であり、その場、その場で判断する結果が異なります。ただそうすると、その時の気分に引っ張られてしまい、適切な判断ができない、あるいは周りで見ている人があの人の行動は信用できないと思われてしまいます。
常に決まった法則に従って、自分の判断の仕方を決めておくと、おのずと自分の進みたい方向に人生が好転していきます。そのような強い判断力を養うために有用な5冊を紹介していきます。
判断力を高める5冊
1.七つの習慣
いわずと知れたビジネス本のベストセラーです。
この本は漫画版,簡易版等も出ているので読みやすいものから読んでみることをお勧めします.
著者のStephen Richards Coveyさん,啓蒙書やビジネス書のオタクらしく,かなりの本を読み漁っていたとか.そのためか,ほかの啓蒙書やビジネス書の土台になる根本がこの本に詰め込まれている印象です.
無人島に本を一冊しか持っていけないなら,この本を持っていきます.
あとは、無添加石鹸!!
7つの習慣とは,4部構成になっており,
- パラダイムと原則/Paradigms and Principles
- 私的成功/Private Victory
- 公的成功/Public Victory
- 再新再生/Renewal
から構成されています.
第一部では,外から影響を受けるのではなく,自分から周りに影響を与える思考を持つことが書かれています.
第二部では,7つの習慣のうちの3つ
第1の習慣 主体的であること
第2の習慣 終わりを思い描くこと
第3の習慣 最優先事項を優先すること
第三部では,
第4の習慣 相互依存のパラダイム
第5の習慣 まず理解し,そして理解される
第6の習慣 シナジーを作り出す
第四部では,
第7の習慣 刃を研ぐ
1.自分の影響の範囲を把握し,その中で最善を尽くす.
生活していると,いろいろな雑音や意見が聞こえてきて,ついついそこに手や口を出してしまうことが多々ありますよね.
でも,自分ができる範囲と自分ではどうにでもならない範囲が存在します.
もちろん自分の実力以上のことを達成することは重要なのですが,自分の影響の範囲のことで悩まされていても,先には進めません.
影響範囲外のことに悩まされるのではなく,自分の影響の範囲内で何ができるか考える.
そして,少しずつ自分の影響範囲の輪を広げていく.
当たり前のようですが,結構突き刺さりました.
現在爆売れ中の「エッセンシャル思考」にも通じる部分がありますが,自分が何ができるかを明確にして最善を尽くすことを心がけていきたいですね.
2.最優先事項を意識する
具体的には,本を読んでいただきたいのですが,要するに自分の周りにある,やりたいこと,やらないといけないことを
重要/重要でない
緊急/緊急でない
に分けて,重要で緊急でないことに意識を集中させる,ということです.
例えば「7つの習慣を読む」ということがこれに該当しますよね.わかってはいるけどなかなかできないのですが,基本的にやることリストは「重要/重要でない」,「緊急/緊急でない」の4つに分けて,重要で緊急でない内容を優先して意識するようにしています.少なくとも重要でない事項に時間を奪われることのないように注意したいところです.
3.習慣化する
新しいことを学んでうまくいったとき,大きな満足感を得られると思います.
ただ,その先忘れてしまってまた元通りの生活に戻ることって多々あると思います.
この本の良いところは習慣化することを進めている点でしょう.
一度成功しても,実直に毎日繰り返す,そうすることで真の成功にたどり着く.
これも,むつかしいことですが,心がけていきたいと日々思っています.
4.パラダイムシフト
七つの習慣を理解できると,人や物に対する価値観が大きく変化します.
これを,パラダイムシフトといいます.
今まで,どうしようもないことに気がいっていた,
自分ができることは何なのか明確に整理できた.
こういったものの見方の変化が起きると思います.
ぜひ,一度読んで自分の物の考え方およびその変化を体験してみてください.
2.嫌われる勇気
トラウマに悩まされている方、新しい自分に出会いたい方は、この本を読むことで新しい視点で物事を見ることができます。
是非一度読んでみてください。
アルフレッド・アドラーは、フロイト、ユングに次ぐ心理学の三大巨頭と言われている人物です。ただし、本書はアドラーさんが書いたものではなく、日本の方がアドラー心理学を研究し尽くして書いている本です。日本で208万部,世界で485万部が売れる大ベストセラーとなっており、対話式で読みやすい内容となっています。心理学というと、難しそうという方も多いと思います。ただ、悩みの状態から脱却できないという方は、関連記事をご一読いただくとともに、本書を読むことを強くお勧めします。
1.トラウマについて
人が様々な選択をする場合、過去の経験に基づいて選択を決めることは多いですよね。良くも悪くも、過去にあった事象から未来の事象を予測して、行動を決定することが多いと思います。このような、過去の経験のうち、特に悪い方向に働いたものが「トラウマ(心的外傷)」と呼ばれます。トラウマが英語、、、ということを初めてしりましたが、言葉自体は皆さん聞き覚えがあると思います。このトラウマの定義としては、「外的内的要因による肉体的及び精神的な衝撃(外傷的出来事)を受けた事で、長い間それにとらわれてしまう状態で、また否定的な影響を持っていることを指す」(Wikipediaより)だそうです。皆さんも一つぐらい「これはトラウマだー」というものがあるのではないでしょうか?
2.フロイトとアドラーの考え方の相違
このトラウマについて、フロイトとアドラーの考え方は大きく異なり、これについて、この「嫌われる勇気- 自己啓発の源流「アドラーの教え」」を読むことでよく理解できます。
フロイトの考え(原因論)では、過去が原因で今がある、なので過去のネガティブな印象で未来の行動が制限される、といったものです。すなわち、トラウマが存在するという考え方です。
このトラウマがあるから人はなかなか変わることができない、どうせ私はこんな世界で幸せに離れない、というネガティブな思考が働いて、行動が制限されてしまいます。
例えば、過去に男性に暴力を受けたので、男性と付き合うことができない、など
一方で、アドラーは目的論という考え方のもと、トラウマというものは人が作り出したもので、心の奥底では今のままが楽だから、トラウマのせいにしているという考え方です。
例えば、赤面症の人が,赤面症が治れば告白したいといっているとします。
実際は,赤面症を理由に告白しない状況を守っているということです。
トラウマ、怒り、劣等感などは自分の選択を正当化するための道具にすぎず、これを認識することで、人は自分が幸せに生きるための選択が可能となる、これがアドラーの考え方です。
3.大切なのは変わる勇気
実際には、トラウマに悩まされている方々も多くいと思います。
解決しようにも、心や体が思うとおりに動いてくれない。。。
そういった話を聞くと一概にどちらが正しいということは言いにくいですが、
大切なのは変わろう、変れるという考えをもって行動を起こす勇気であり、「いつも」とか、「みんな」といった言葉の魔力に騙されず、自分なら変れると信じることが重要ではないかと思います。
世界の悩みのすべては対人関係に起因していると本書ではいわれています。
世界はシンプルであり,大体があなたの課題ではないことが多いです。
それについて、時間を使って悩むよりも、自分が幸せになれる選択をする勇気が重要だと、改めて考えさせられました。
4.勇気を持つための行動
まず初めに、自分が抱えている課題について、細かく細分化してみましょう。
課題を分離して,結末がだれに影響するのかを考えてみて、自分のことなのか、他人のことなのかを区分しましょう。
その中で、
自分のことに対して褒められようとすること(承認欲求)をやめる勇気
他人のことに対してほめること(能力を評価すること)をやめることから始めてみましょう。
我々は常に感謝するだけでよいのです。
自分の行動で相手が嫌うかどうかは,あなたは決められません。
嫌われる勇気を持つことと,実際に嫌われるのは違う問題です。
幸福とは、周囲の仲間に貢献できているという感覚です。
そのためには
・仲間とは競い合わない
・自分の存在を受容する(自己肯定ではなく、存在してて良いと考える)
・完ぺきではない自分を受け入れる
・他者を信頼する(信用するのではなく信頼する、信用すると裏切られたときに負の感情にとらわれてしまう。信頼して、裏切るかどうかは相手の問題と認識する)
・他者に貢献する
ことが重要と説いています。
まずは、自分が幸福になるための行動を選択できるように行動しましょう。
会社理念同様、これまでの経験や知識で、皆様が少しでも幸せになれるよう、事業を進めていきたいと改めて思いました。
この本を読んでいて、最後の方に、ある映画に近い?という感覚にとらわれました。そう、最近最終作が出た永遠の名作!「エヴァンゲリオン」です。
もちろん見ましたよっ「シン・エヴァンゲリオン劇場版」
心底感動しました。なんか見る前は、ほんとに終わるのか半信半疑でしたが、映画を見終わった後の感覚は、思いのほかすっきりした感覚でした。
と映画の感想はさておき、このアドラーが提唱している共同体感覚って、碇ゲンドウの目指す世界「人類補完計画」とリンクする感覚が。。。
3.エッセンシャル思考
1.多忙の問題点
充実感を得ることができる程度の忙しさは必要です。ただし、行き過ぎは何一つ良いことはありません。成功のパラドックスという言葉をご存じでしょうか?優秀な人ほど多忙に陥る、負の循環です。具体的には、以下のような循環です。
優秀な人は目標を明確にして集中する →優秀と認められるとほかの人に頼られる →頼まれ仕事が増えて忙しくなる →時間が無くなる →目標がぶれていく →疲弊する →集中力が減る →成果が出なくなる →不評が出回る(優秀じゃないとレッテルを張られる)
あいつは昔優秀だったのに...と言われる人いますよね。周りからの仕事をハイハイと受けていると、成果が出なくなる状況に陥ってしまいます。
2.トレードオフを考える
頼られることはありがたいことです。そして、周りからの期待に答えたいと思ってしまう。でも、時間は有限で自分の思考は球速も必要です。常に最高のパフォーマンスを出し続けるには、やる仕事、やらない仕事を明確に区別する必要があります。本書では、パレートの法則が紹介されています。簡単に言うと、2割の要員が8割の結果を生む、という法則です。すなわち、全部重要だと思っている仕事の多くが実はそれほど重要ではなかった、ということです。
3.断る勇気
上記のような、頼まれ仕事で多忙になる状況を打破するにはどうすればよいか。まずは、全部を手にすることはできないことを認識すること、そして、断る勇気を持つことです。健康、仕事、家族、友人、趣味など、いろいろな関心ごとがある中で人に与えられた時間は有限です。断ったら嫌われるんじゃないか、のけ者にされるんじゃないか、と心配になるかもしれませんが覚悟をもって断る!が最良の手段です。
4.見極める
では、具体的にどのように無駄な仕事を回避し、自分の目標に向けて突き進めばよいかのか。まずは、何が無駄で何が有用かを見極めることが必要です。筆者はそのプロセスとして以下を挙げています。
孤独の確保
一人になれる時間を作ることです。瞑想してもよいですし、静かに考え事をするのもよいでしょう。まずは、静かに過ごせる時間を作りましょう。
睡眠の確保
自分の考えを固めていくには睡眠が欠かせません。時には睡眠時間を削って仕事をするときもあると思います。その前に、何が必要か/不要かの明確な基準を作るために睡眠時間を確保しましょう。
厳密な選抜
自分の時間を確保して、しっかりとした睡眠をとると、判断力が増強します。ここで多忙な人は、仕事の依頼があった時の選抜基準を設けましょう。
基本的には
「ぜひやりたい」90点以上
「やってみようかな」80点以上
「やるべきかな」70点以上
「しょうがないからやるかな」60点以上
「やりたくないな」60点未満
とすると、90点以上の物だけを引き受けるようにすると、エッセンシャル思考が身につきます。
なかなか難しいですが、日ごろから習慣づけて、90点以上の仕事は断るようにしていくと、時間の断捨離が進みます。世の中の仕事の大半は60~80点で、これらの仕事に忙殺されています。自分で点数をつけて、選抜してみてください。点数をつけるとすれば、報酬、環境、時間を考えることが重要となります。どれだけ良いことがあって、どれだけ環境が整って、どれだけ時間がかかるのか。依頼があった仕事に対して、これらを一度考えて選抜すればよいでしょう。
5.捨てる
まずは、目標を分類・明確化していきます。
具体的には、上の図のように目標を刺激/平凡の2軸、一般/具体の2軸の計4つに分類します。刺激的か、平凡かは自部にとって日常的ではない魅力的な内容かどうかで分けてみてください。一般か、具体かは数値化できるかどうかで分けてみてください。以前の投稿で掲げた自分の目標をこれらに分類してみましょう。
さて、区分されたそれぞれの目標ですが、同じ目標といっても、それぞれの位置づけが異なることがわかりますか?
■ 平凡・一般的な内容は自分の価値観
例)人にやさしくする、家族を大切にする。
■ 平凡・具体的な内容は四半期目標
例)来月は10万円貯金する、夏までに5キロやせる。
■ 刺激的・一般的な内容はビジョン
例)有名人になる、富豪になる。
■ 刺激的・具体的な内容は本質
例)年商10憶円の会社にする、東京で家を買う。
この中で、本質的な目標を明確に意識して、それ以外のことは捨てていくことが重要です。この時に悪いのは仕事を持ってくる人ではない、嫌われたくない心と戦うことを意識してください。特に、以下のことを考えて、受ける/受けないの判断をするように心がけましょう。
- やるかやらないかの判断をするときに、その人との関係を考えて判断しないようにする。
- それを引き受けることで、ほかのことをやる時間が削られることを意識する。
- 「お前のためを思って」という言葉に騙されない。
- 「時間があればやっておきます」、「いければ行きます」などのあいまいな回答が一番迷惑なので,はっきりと答える。
- 短期的な好印象をを得るために仕事を受けない、それより敬意をもって断る。
良い人をやってると都合の良い人になっていきます。本質的な目標を意識して、それ以外のことは相手に配慮しながら断ることを身につけましょう。
6.効果的な断り方
「エッセンシャル思考」に基づいて、断る必要性は理解できても、なかなか断れないのが日本人ですよね。具体的に断る際の思考・方法については、以下を参考にしてみてください。相手から依頼が来た場合,相手との関係は置いておいて,その依頼内容が自分の本質的な目標に合致するかどうかを考える。特に、「あなたのために」、「お前のためを思って」という言葉には注意する。
これらの言葉はまやかしですーーーー!!!!
ここで、明らかにどうでもよい内容であれば、すぐに断る。ただし、断りにくい場合は、
1.しばらく考えたふりをする。
2.予定を確認して折り返す旨を伝える。
3.予定がいっぱいなどを理由に断る。この際漠然とした将来の代替案を伝える。
のが効果的です。
7.仕組化する
日々生活をしていくにつれ、頼まれごとは次々と舞い込んできます。時間が無尽蔵にあればすべて引き受けてもよいでしょう。でも、自分の本質的な目標が明確となっているのであれば、それに向けて突き進むべきです。そのためには、ほかのことにかける時間や労力は削減していきましょう。効果的に仕事を選抜するには、やることやらないことを判断する方法を仕組化することです。
1.仕事を頼まれる。
2.自分の本質的目標と見比べて、方向性があっているか考える。
3.引き受けた場合の、労力・環境、時間を考える。
4.断るか受けるか判断する。
特に、自分の本質的目標と違う方向性のことは、是非削減していってください。また、成果を上げてない努力も極力削減していきましょう。これを自動化しておけば、あとは自分の目標に向けて一直線に進むだけです。創造的な人ほど凡庸で平凡な習慣を送っています。今目の前のことに集中するという幸福を感じて、邁進していきましょう。
4.後回しにしない技術
日々の生活の中で、明日やればいいか、とりあえず保留、今度やろう、と思うことって多いですよね。何か特別な理由があって、後でやった方が効率的、という場合もありますが、「めんどくさい」、「別のことに逃げる」、「始めてやることだから怖い」といった感情から、後回しにしてしまうこと、皆さんにあると思います。
ただ、よく考えてください。あまたの成功者は、行動力と継続力で成功を収めているのです。明日起きたら達成できてる、成功している、ということはありません!実行力を身に着けてすぐやる!そして継続する!その果てに皆さんの望む世界が待っています。実行に移すために必要な3段階は以下の通りです。
1.決心する
まずは、やると決めることが重要です。そうしないと何も始まりません。その際に、ゴールではなくプロセスをイメージすることが達成するコツです。
例えば「5㎏やせるぞ」と決心したとします。やせた自分を想像するのも重要ですが、どのように、どのくらいの期間で「やせるのか」をイメージすることが重要となります。間食をやめる、炭水化物を抑える、運動する、など、達成に向けて必要な要素を想像することで、ゴールにたどり着くことができます。プロセスを想像できないと、なかなか思うようにゴールに近づくことができません。また、具体的なプロセスが建てれない場合は、本当にやりたいことでない可能性があります。その時はゴールを修正していきましょう。
逆算する
具体的なプロセスができたら、いつ何をしないといけないのか逆算してください。ゴールに向かうために明日、1か月後どういう状態になっているか、を定めてください。
代替案を考える
本当にやりたいことは、準備・計画ができます。そして逆算するからプロセスが明確になります。ただ、想定外の事情によりうまく行かない場合もあります。もしうまくいかなかったらどうするか、を考えておくのも重要です。
宣言する
大概の人は決心したことを宣言しません。その理由としては
1.非難されるのが怖い
2.いわない方がかっこいい
3.夢は意図に言わないものという意識
ただし、夢を個人的なものにするという人は決心してないのと一緒です。自分が決めたことを宣言することにより、①協力者が寄ってくる、②応援してくれる、③自分を追い込む、ことができて夢に向けて近づいていきます。
2.実行する
さて、決心したら実行に移る段階です。ただし、人は往々にして、締め切りは設定するのに開始する時期を設定しません。そうすると開始ができなかったり、遅延したりします。これを防ぐためには
締め切りと同時に開始のデッドラインを設ける!
ことが有効です。締め切りだけを設けてしまうと、結局は締め切りが来る直前まで手を付けません。
夏休みの宿題は8月末に締め切りがあります。でも子供は直前まで宿題をやりません。ただ8月の締め切りと同時に、「7月中に宿題をやり始める」と設定すればスタートを切ることができます。宿題に全く手を付けないと、めんどくさいなという気持ちが先行してしまいますが、1ページでも進めると、「結構簡単に進むじゃん」と思って、毎日宿題に手を付けることができます。キッカケ(トリガー)を設けて行動を促すともっと効果的です。
目標に向かって行動するのに準備期間・助走期間は必要ありません。やると決めたら開始の時期を設定しましょう。
3.維持する
最後は、維持することです。モチベーションを維持するのはなかなか簡単なことではありません。過去の以下の記事を参照して、せっかくスタートしたことを維持していくコツをつかみましょう。
5.ミスしない大百科
1.なぜミスをしてしまうのか?
うぁーミスったー、と思うことはありますが、なんでミスったのか、原因を探る機会はあまりないですよね。ミスが生じる原因は以下の5つに分けることができます。ミスをなくしたいと思っている人は、まず第一歩として生じたミスがどれに分類されるのかを把握することが重要です。分類しないと対策ができないからです。我々の脳は注意を払うのに限界があります。その中で以下のような項目によりミスが生じます。
①注意不足
あーやってしまったー
というミスですね。
注意力、集中力の低下で生じやすいです。
②伝達不足
伝えたつもりが伝わってないなど、
コミュニケーションのやり方等によるミスです。
「いったはずだよね。。。」
などなど
③計画不良
要するに準備不足によるミスです。
作業がうまく行かない、
計画に無理がある、
管理ができていない
等に起因するものです。
④学習不足
しらなかったー
などで起こるミスです。
⑤自然
自分ではどうしようもない理由で
運悪く、たまたま起きてしまった事象によるミスです。
これらのうち、⑤はリスクとして発生することを考えておく必要があります。
①~④は対策することにより対応可能です。
以下その対策方法について解説します。
2.なくす、忘れるをなくす
物をなくしたり、どこ置いたか忘れたり我々は仕事中に1日45分、年間で150時間探し物をしているといわれています。自分の物を探すというのは、非生産性の極み、できるだけ、物をなくす、忘れるというのは避けたいですよね。そのために必要な要素が、
① 習慣化する ② 仕組化する ③ 忘れることができない状況を作る
です、
カギは○○に置く、明日もっていくものはドアノブにかけておく、手紙を出すのを忘れないように手にもって置くなどです。
常にこうする、というルールを設けることで忘れ物は格段に減っていきます。また、断捨離などをして、物を減らすことでなくしものが少なくなります。
3.集中力を上げる
疲れていたり、興味がないと集中力が低下します。集中力を上げるには、自分を”ゾーン”に入れること。そのためにやるべきこととしては、
① 明確な目標設定 ② 進捗把握 ③ 調整の能力のつり合い ④ 意義や意味を理解する ⑤ 注意を奪うものを除く ⑥ 対象と一体化する ⑦ 活動楽しむ
自分のやる気が上がっていくと、集中力も上がり、ミスが少なくなっていきます。
4.重要度を設定する
いろいろなことをすべて自分でこなしているとミスが生じやすい状況に陥ってしまいます。そのために、自分がやるべきことを明確にする必要があります。手順としては、
① 書き出す ② 自分でやる or 誰かに任せる ③ 緊急性、重要性で分ける
以上判断力を養うために役立つ5冊を紹介しました。いろいろな本が出ていますが、内容としては結構リンクした内容が記載されています。これら5冊をマスターできれば、組織運営も怖くない、的確な判断力が養われると思います。
ではまた!
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