組織運営に悩んでいませんか?悩みが生じる理由については以前解説しました。
基本的には人間同士のいざこざが主要因でしたね。。。ここの解決が難しい。。。
今回紹介するのは、ピーター・ドラッカーのマネジメント。
言わずと知れた、世界のベストセラーです。組織を運営する上で役立つ要素が盛りだくさんです。
組織運営する側だけでなく、組織の一員として動く時にも参考となる要素がたくさんあります。
ぜひ読んでいただきたい1冊です。
が、、、総ページ数300ページ以上で、読んで理解するには、結構大変なボリュームとなっています。
もう少し簡単に読める本はないでしょうかー
という方にお勧めなのが、「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」、通称「もしドラ」。
こちらも日本では結構売れましたね。この本は、ピータードラッカーのマネジメントを野球部をターゲットとした物語風に書いてあり、かつ重要な要素が抽出されていて、頭に入ってきやすくさっと読めるお勧めの1冊です。
冒頭では、なぜ、高校の野球部のマネージャーがピーター・ドラッカーの「マネジメント」を手にすることになるいきさつが描かれます。物語風に描かれることで、「マネジメント」の理解がしやすいような話の進展となっています。マネージャーの役割に悩んで、マネジメントを手にするということが、実際に起こりえるのかどうか、、、はさておき、楽しみながら読めるのではないでしょうか。
そもそも、野球部のマネージャーとビジネス等で使用されるマネージャーは意味合いが異なります。部活のマネージャーは試合の管理から雑用までいろいろなことをこなし、選手を内側から盛り上げる要素が強いです。芸能人等のマネージャーも同様です。でもビジネス等で使用されるマネージャーは運営責任を任せられている役割です。人が集まって組織ができたときに、どのように全体を運営していくか、これに悩んでいる人は結構多いのではないでしょうか?
組織をマネジメントしていくうえで重要な点を要約すると以下の項目があげられます。
組織運営をするうえで重要な項目
マネージャーの気質を理解する
マネージャーに必要な気質として以下があげられています。
・とっつきにくい
・気難しい
・わがままである
・誰よりも多くの人を育てる
・尊敬を集める
・一流の仕事を要求する
・自らにも一流の仕事を要求する
・基準を高く定める
・何が正しいかだけを考える
・誰が正しいかを考えない
・知的な能力より真摯さを評価する
実行しようと思うとなかなかむつかしいですね。なんとなく仲良くするような関係にはならず、正しい方向だけを見据えて、周りの人と接していくような人が、マネージャーに向いているのかもしれません。
組織の定義づけ
マネジメントする上で最も大事なことは「組織の定義づけ」です。これにより組織全体の方向性や目的意識をそろえることで、組織のマネジメントが可能となるのです。
例えば、野球部の定義づけはなんでしょうか?普通考えると「野球をすること」となりそうですが、マネジメントでは、そんな単純な定義づけではだめだといわれます。
いかなる組織においても、顧客と市場が存在します。そこで必要とされなければ組織としての存在意義がなく、目的を見失ってしまいます。単に野球をするだけではなく、関係する人たちが何を望んでいるかをしっかり考えて、組織の定義づけをしていくことが、マネジメントする上で重要としています。
野球部の場合、
・顧客は親や学校の人たちなど応援してくれるすべての人、そして部員自身も顧客である。
・これらの顧客が高校野球を通じて何を望んでいるのか、それは「感動」である
ということで、野球を通じて顧客に感動を与えるのが、野球部の定義であるというのが、もしドラでの結論になるのです。
マーケティングとイノベーション
では、どのように感動を与えるのか、それには、マーケティングとイノベーションが重要となります。
顧客が何を求めているのかを探求することがまずは大事となります。
また毎回同じことをしていても顧客の満足を得ることはできません。新しい満足を与えるために変化させる、イノベーションが組織が継続して満足を得るうえで重要となります。
いきなりドラッカーのマネジメントを理解するのはしっかり集中して勉強していかないといけません。頭のいい人でも、じっくり読んでいかないと頭に入っていかないと思います。
ですが「もしドラ」は非常にイメージしやすく書かれているので、すっと頭に入ってきます。
ぜひ読んでみてください。
ではまた!
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