こんな支払、していませんか?
クレジットカードで買い物したあと、
翌月の支払額が多額になっていることに気づき、
リボ払いに変更、、、
これ、
元本(借りたもともとのお金)
はほとんど減らずに
毎月まいつき
返済している金額の半分が
利息だったりするのです!
本当に必要な買い物か?
投資か浪費か
会計的思考を手に入れてくださいね
まだまだ、会計士補の頃のお話。
あるクレジットカード会社に監査にお邪魔していた時のお話。
クレジットカードの申込書を見る機会があったのですが、
ある資料をみてビックリ。
借入残高がまったく減っていかない!
手取り十数万円で毎月一万円ずつ返済のリボ払い。
借入総額は30万円くらいだった。
何年経っても、利息を払っているのみなのでした。
ビックリした私は先輩会計士へ
「この方、返せません!」
と重要な問題を発見したとばかりに伝えた。
しかし、先輩は落ち着きはらって
「 そんなことは良いから、次に進めて」
との返事。
納得いかない私は
「えーでも、いつまでたっても元本は減らないし、、、毎月利息のみを払ってらだけだし、、」
とぶちぶち言ってました。
しかーし、先輩が正しい。
私たち会計士の仕事は、財務諸表が適切か否かを見るお仕事。
クレジットカード会社にしたら、毎月一万円ずつの返済があれば、それは回収中の債権であり、通常債権(何ら問題のない債権)のでした。
借りてる本人は、気づいているのかいないのか、いずれは自己破産なのか。
リボ払いの利率は12%から15%くらい。
簡単にどういうことか、説明してみましょう。
計算を簡単にするために、1年に1回まとめて返すと仮定。
利率12%の場合。
・200,000円借りて、1円も返済しないと考えると、1年後には利率が付いて224,000円。
毎年10,000円返済すると
元本は200,000-10,000=190,000円
190,000×12%=212,800円
あれ?返済してるのに、借金増えてる!!
となるわけです。
いつまでも減らない借金。