【良書】「エッセンシャル思考」を身に着ける:その2

良書のススメ

前回に続いて、「エッセンシャル思考」についてです。

前回は、断る勇気をもって、90点未満の仕事は断る、という話を書きました。

特に、日本人は周囲からの期待に答えたい一心で仕事を引き受けてしまいがちです。

また、将来の自分の成長を考えた場合に、90点未満の仕事でも「引き受けたほうが良いかな」と思うこともあると思います。

このような状況をどのようにコントロールして、自分の目標に向けて進んでいくかが重要となります。

ところで、余談ですが、皆さんは、「人生のVSOP」という言葉をご存じでしょうか?
人生の段階をV,S,O,Pに区分したものです。

ちなみに、有名なブランデーの「V.S.O.P」は、

Very:非常に、

Superior:優良な、

Old:古い、

Pale:透きとおった

の略語だそうです。

サントリーHPより引用)

さて、人生のV.S.O.P.ですが、以下のような区分になっています。

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【V】Vitality(バイタリティ)多様性

活力を最大限に使って、食わず嫌いせずにいく段階。

やる前から、向き不向きを判断せずに多くのことに飛び込んで、とにかくやりぬくべきという考え。

【S】Specialty(スペシャリティ)専門性

これまで経験した多くのことから、活かせる分野を専門的に進めていく段階。

得意分野をみつけてみがいていく時ということ。

【O】Originality(オリジナリティ)独自性

専門性に独自性を乗せて、さらにアウトプットの質を高め、併せて視座を高めていく段階。

要は、他の人にない自分らしさを加えていく。

【P】Personality(パーソナリティ)人間性

これまで培ってきた個性を生かしつつ人間力を養っていく段階。

社会に人格面で認められるようなことを目指す。

実際にはこれらの段階は年代に分けられています.
20代=多様性
30代=専門性
40代=独自性
50代=人間性
ただし、現代はいろいろなものが速く移り変わっていく時代ですので、年代は特に気にせず、自分の段階を踏みしめていったほうが良いと思います。

上記の各段階で、「V=多様性」を求める段階は、ひたすらいろんなことにチャレンジしたほうが良いと思います。

なので、忙しくなってもいろんな仕事を引き受けた良いです。

この時期は「非エッセンシャル思考」ですね...。

ただし、その中で独自性を出していくことが見つかったら、「エッセンシャル思考」を発揮すると成長の速度が格段に速くなると思います。

けいた
けいた

さて、余談が長くなりましたが、今回は「エッセンシャル思考」を発揮して仕事を選抜していく具体的なプロセスについて紹介していきます。

捨てる

まずは、目標を分類・明確化していきます。

エッセンシャル思考的目標分類

具体的には、上の図のように目標を刺激/平凡の2軸、一般/具体の2軸の計4つに分類します。

刺激的か、平凡かは自部にとって日常的ではない魅力的な内容かどうかで分けてみてください。

一般か、具体かは数値化できるかどうかで分けてみてください。

以前の投稿で掲げた自分の目標をこれらに分類してみましょう。

さて、区分されたそれぞれの目標ですが、同じ目標といっても、それぞれの位置づけが異なることがわかりますか?

■ 平凡・一般的な内容は自分の価値観

例)人にやさしくする、家族を大切にする。

■ 平凡・具体的な内容は四半期目標

例)来月は10万円貯金する、夏までに5キロやせる。

■ 刺激的・一般的な内容はビジョン

例)有名人になる、富豪になる。

■ 刺激的・具体的な内容は本質

例)年商10憶円の会社にする、東京で家を買う。

この中で、本質的な目標を明確に意識して、それ以外のことは捨てていくことが重要です。

この時に悪いのは仕事を持ってくる人ではない、嫌われたくない心と戦うことを意識してください。

特に、以下のことを考えて、受ける/受けないの判断をするように心がけましょう。

  • やるかやらないかの判断をするときに、その人との関係を考えて判断しないようにする。
  • それを引き受けることで、ほかのことをやる時間が削られることを意識する。
  • 「お前のためを思って」という言葉に騙されない。
  • 「時間があればやっておきます」、「いければ行きます」などのあいまいな回答が一番迷惑なので,はっきりと答える。
  • 短期的な好印象をを得るために仕事を受けない、それより敬意をもって断る。

良い人をやってると都合の良い人になっていきます。

本質的な目標を意識して、それ以外のことは相手に配慮しながら断ることを身につけましょう。

効果的な断り方

「エッセンシャル思考」に基づいて、断る必要性は理解できても、なかなか断れないのが日本人ですよね。

具体的に断る際の思考・方法については、以下を参考にしてみてください。

相手から依頼が来た場合,相手との関係は置いておいて,その依頼内容が自分の本質的な目標に合致するかどうかを考える。

特に、「あなたのために」、「お前のためを思って」という言葉には注意する。

これらの言葉はまやかしですーーーー!!!!

ここで、明らかにどうでもよい内容であれば、すぐに断る。ただし、断りにくい場合は、

1.しばらく考えたふりをする。

2.予定を確認して折り返す旨を伝える。

3.予定がいっぱいなどを理由に断る。
この際漠然とした将来の代替案を伝える。

のが効果的です。

仕組化する

日々生活をしていくにつれ、頼まれごとは次々と舞い込んできます。

時間が無尽蔵にあればすべて引き受けてもよいでしょう。

でも、自分の本質的な目標が明確となっているのであれば、それに向けて突き進むべきです。

そのためには、ほかのことにかける時間や労力は削減していきましょう。

効果的に仕事を選抜するには、やることやらないことを判断する方法を仕組化することです。

1.仕事を頼まれる。

2.自分の本質的目標と見比べて、方向性があっているか考える。

3.引き受けた場合の、労力・環境、時間を考える。

4.断るか受けるか判断する。

特に、自分の本質的目標と違う方向性のことは、是非削減していってください。

また、成果を上げてない努力も極力削減していきましょう。

これを自動化しておけば、あとは自分の目標に向けて一直線に進むだけです。

創造的な人ほど凡庸で平凡な習慣を送っています。

今目の前のことに集中するという幸福を感じて、邁進していきましょう。

ではまた!