【BML332】知らないと本当に損をする”リボ払いの怖さ”

ひとり起業家の会計

こんな支払、していませんか?

クレジットカードで買い物したあと、

翌月の支払額が多額になっていることに気づき、

リボ払いに変更、、、

これ、

元本(借りたもともとのお金)

はほとんど減らずに

毎月まいつき

返済している金額の半分が

利息だったりするのです!

本当に必要な買い物か?

投資か浪費か

会計的思考を手に入れてくださいね

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まだまだ、会計士補の頃のお話。

あるクレジットカード会社に監査にお邪魔していた時のお話。

クレジットカードの申込書を見る機会があったのですが、

ある資料をみてビックリ。

借入残高がまったく減っていかない!

手取り十数万円で毎月一万円ずつ返済のリボ払い。

借入総額は30万円くらいだった。

何年経っても、利息を払っているのみなのでした。

ビックリした私は先輩会計士へ

「この方、返せません!」

と重要な問題を発見したとばかりに伝えた。

しかし、先輩は落ち着きはらって

「 そんなことは良いから、次に進めて」

との返事。

納得いかない私は

「えーでも、いつまでたっても元本は減らないし、、、毎月利息のみを払ってらだけだし、、」

とぶちぶち言ってました。

しかーし、先輩が正しい。

私たち会計士の仕事は、財務諸表が適切か否かを見るお仕事。

クレジットカード会社にしたら、毎月一万円ずつの返済があれば、それは回収中の債権であり、通常債権(何ら問題のない債権)のでした。

借りてる本人は、気づいているのかいないのか、いずれは自己破産なのか。

リボ払いの利率は12%から15%くらい。

簡単にどういうことか、説明してみましょう。

計算を簡単にするために、1年に1回まとめて返すと仮定。

利率12%の場合。

・200,000円借りて、1円も返済しないと考えると、1年後には利率が付いて224,000円。

毎年10,000円返済すると

元本は200,000-10,000=190,000円

190,000×12%=212,800円

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あれ?返済してるのに、借金増えてる!!

となるわけです。

いつまでも減らない借金。